2012年に入ってからブログを更新するのを忘れていた事に気付いた…ので、最近読んだ読み物の感想など載せてみる。ネタバレるかも？

　
　久しぶりの宮木あや子さんですよー。まー相変わらず文章が上手いよね!!!流れるようだ。でもちょっと遠回しな表現があってメンドくさくなったりもしますが(笑)内容としては、あまりに美しいせいで数々の男に狙われ、波乱の生涯を送る少女の話？です。読む前に、散々「暗い、鬱になる」って書かれてたから、どんだけ!?と思ってたけど、言うほどショックは無かったかな？でも暗かったけど。形としては連作短編で、うちの1番好きな形なんですが、時間軸があっちいったりこっちいったりしてたので、たまにちょっと混乱してました。何か読んでて「男って、しょーもない生き物だなー」と思ったよ(笑)にしても、どんな男でも(一部例外アリ)一目見ただけで自分の物にしてしまうほどの美女ってどんななん？無いと思うけど、実写化したら主演の女優探すのが大変そう…。サクサク読めるけど、決して人には勧めないジャンルの本です。こんな歪んだ形の愛もあるのねー。と思いたい方はどうぞ。

　ネタばれアリ。誉田哲也の最新作です。今日、図書館からリクエストが来たって電話が入ったので喜び勇んで行って、今読み終わりました。姫川玲子シリーズの第４巻です…が!!!!!!何、コレ!?あの誉田哲也の書く警察小説特有のスリルとどんでん返しはどこに…姫川さんがヤーさんと幸せになるのは全く構いません、けど、本篇が疎かになるのは、どーかと思うぞ。犯人にたどり着くのも凄い急ぎ足ってカンジだし…正直、ガッカリです。やっぱり、シリーズ第1巻が一番楽しかった。『ストロベリーナイト』!!!グロさもハンパなかったけど、ストーリーの展開も凄かった。結局、姫川さん左遷されちゃうし…て事は何？このシリーズはこれで終わり？ふざけんなよ。絶対に認めん。

　多分、ネタばれ含みません。ワカマツカオリ繋がり(挿絵描いてた)で、宮木あや子さんの作品を初めて読みました。今日、図書館に行って『群青』と『泥ぞつもりて』を借りて、『群青』は全部読んだんだけど(おい、来週から教育実習だぞ)『泥ぞつもりて』は平安時代の話で言い回しが難しかったので、まだ1/3しか読んでないです。本当は『セレモニー黒真珠』が読みたかったんだけどねー。無かった。『群青』は、儚くも悲しい恋愛モノでした。ここまでばっちり恋愛小説読むのも珍しいかも。もう情景描写がハンパなく巧い。地の文は、詩を読んでるみたいでした。今年の6月に長澤まさみ主演で映画化されたそうで。読み終わった直後に映画の予告編見たけど、原作に忠実みたいで好感でした。キャストには特に拘らないけど、龍二が佐々木蔵之介ってのは、いくらなんでも若すぎ(と言うか真面目っぽすぎ)だと思った。機会があったら見たい。あ、因みに舞台は沖縄で、作中もすごく沖縄沖縄してます。夏に海辺で読んだらいいかもね。

　ネタバレ含むかもです。久しぶりに、誉田哲也の新作読みました。今まで読んだ誉田哲也の作品の中で、1番悲しい作品だと思った。D.W.Jの『バウンダーズ』みたいなカンジ。まぁ、ハッピーエンドでないっていう意味で共通してるだけだけど。重要な登場人物がほぼ全員死んでしまう作品なんて、そうそう無いと思ってたけど…人が死ぬのが嫌なら、誉田哲也は読めないですね。今まで『アクセス』、『ストロベリーナイト』、『ソウルケイジ』『シンメトリー』、『春を嫌いになった理由』、『月光』、『国境事変』、『ヒトリシズカ』、『ハング』と読んできたけど、人が死なない話は無かったんじゃないか!?『武士道』は青春スポーツものだから生死とかは無いけど、まだ読んで無いです。『ジウ』シリーズは、興味あるんだけど何か読む機会を失ってます。形状がノベルスだからかな…2段ってあんま好きじゃないんだよね。

　教育実習までまだ少しあるし、実習準備しながらあと２，３冊は読みたいなァ…手始めに、伊坂幸太郎の『あるキング』とか。あと、三崎亜記の『廃墟建築士』も興味あります。学校にあるか分からんけど。

　また新たに漫画買いました。つか最近、SQ(ジャンプ スクエア)の漫画の購入率が急激に高くなってる気がする。今んとこ
・紅-Kure-nai-
・TISTA
・四方遊戯
・テガミバチ
・青の祓魔師
くらいかな…多いな。上の作品を購入した理由は全部一緒です。『絵が好みだったから!!!』今回のも表紙買いしました。内容はまぁ楽しかったです。でもまだ1巻だし、3巻くらいまで読んだら本当に楽しいかどうか分かるんじゃないかな？燐の性格も好きだし、しえみちゃんは可愛いし、メフィスト・フェレスはブレイク(Pandora Heartsの登場人物)にソックリだし、今後に期待です。お願いだから『TISTA』みたいにならないでね。遠藤達哉も早く新作書けばいいのに…